まんまる鍼灸院

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まんまる日記

2015.02.02(月)21:34

副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)

こんばんは!
まんまる鍼灸院の平松です。

『うつ』っと思ったら副腎疲労を疑う
以前、研修会で聞いたお話を少しご紹介します。

 

副腎疲労・・・米国ではアドレナル・ファティーグと呼ばれているそうです。
副腎は左右にある腎臓の上にある臓器で一つ約5グラムほどしかない小さな臓器なんですが
この副腎から分泌されるホルモンが生命活動を行う上で非常に大事になっていきます。
そのホルモンの名前はコルチゾールと呼ばれているもので別名:ストレスホルモンとも
呼ばれています。

コルチゾールは免疫機能を調整するもので、ストレスに対応するホルモンです。

では副腎疲労の状態の時にはコルチゾールは多く出ているのか?
それとも少ない状態なのか?

答えはどちらでもありません。

医学的にはコルチゾールが多い状態をクッシング病、少ない状態はアジソン病と
呼ばれます。
ただ副腎疲労の場合はそこまでではない状態。
異常値ではない・・・
治療する必要はない・・・と判断されてしまうようです。

つまりコルチゾールがやや多い、やや少ないという
状態が副腎疲労と言うことです。

では、副腎疲労の状態になればどんな症状があるのか?
一番多いのは朝起きるのがつらいというものです。
他には寝ても疲れがとれない、頑張ろう!!という意欲がでないと言った症状もあるようです。

・・・。

これまた誰もが感じるようなものばかりです。
疲れたなぁ・・・仕方のないこと・・・年齢のせい?でもない・・・

ひょっとするとそれは副腎疲労かもしれません。
あくまで可能性のお話しです。

ただ重篤な副腎疲労になってくると
いよいよベットから出られなくなったり、不登校、イライラや不安感がつのる、
気がふさぐなど、うつ病にきわめてよく似た症状が出てくるので注意が必要です。

副腎疲労は知られざるストレス社会の新病とも先生はおっしゃっていました。

また副腎は自律神経にも大きく関わる臓器です。
副腎疲労の状態になれば自律神経も乱れていきます。

病院に行くほどでもないけどなにか調子がでないなど
ささいな身体の変化を感じたり、不安感を感じたら医療機関を一度受診しても
わたしはいいと思います。

もちろんまんまる鍼灸院でも良導絡自律神経測定を行っていますので
気軽にご相談いただけたらと思います。